定在波レーダ1 技術と原理

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これまでのレーダの常識を変える4つの特長

  • 至近距離0m検知
  • 小型・低コスト
  • 微小変位0.01mm検知
  • 複数ターゲット動体検知

技術・原理

送信波と反射波を分離する必要がなく、従来のレーダに見られる反射波の受信回路に相当するものがないため、構成が非常に簡素となり極めて低コストで実現できる。

新型・定在波レーダ原理図

新型・定在波レーダ(24GHz帯 特定小電力機器タイプ)の構成

 

レーダ基板 70×70mm

従来型マイクロ波レーダの現状

一般に、従来の測距レーダはコストが高いため、その普及の妨げとなり応用分野が限られているのが現状です。また、近距離の測定が困難となっています。

測距レーダはコストが高く、距離センサとして気軽に使用できるものではない。
一般に測距レーダは近距離の測定が困難。
ドップラーによる速度センサは安価であるが距離が計測できないため応用範囲が限られている。

従来型レーダ原理図(パルス方式)

従来型レーダ原理図(FMCW方式)

応用分野

新型・定在波レーダの可能性

定在波レーダの応用性は多方面に拡がります。微小変位検知を利用した生存者探索や地形建造物の変形モニター、自動車等移動体の至近距離での衝突防止システム、河川水位計等の管理システム、セキュリティシステムなど、安全・防災・防犯・省エネ等社会のニーズに即応する各分野への応用が期待されています。

災害

河川海面水位モニター

地形変動モニター

建造物変形モニター

生存者探索

交通

障害物検知

自動車衝突防止

安全・セキュリティ

高齢者見守り

侵入者検知

自動ドア

環境・省エネ

自動照明

自動水洗

資料提供:(一財)雑賀技術研究所

2025/11/14   Radar White Page, おすすめ記事, 定在波レーダ    , , , , , , , , , , , , , , , , ,